?今なら伸ばした手がきっと、とどくような気がして…?
長いホームルームの時間が終わり、帰りの準備をしている中、一人の男が歩み寄ってくる。
どこかで見たことがあるが、同じ学年じゃない。ひとつ下の学年か。
「先輩、ちょっといいですか」
「ん、何か用?」
「先輩って、三浦先輩と付き合ってるんですか?」
「…は?」
「どうなんですか?先輩」
「…何?お前、俺に気ぃあるわけ…?」
「そんなわけないでしょう。」
「…あーはいはい、三浦のコト好きなわけか。」
「先に問いたのはこっちだ。答えてよ」
いきなり変わる口調に、もう学年の差はなくなっているみたい。
はぁ・・・折角、学校が終わったっていうのに・・・。
「…残念ながら、的外れの肩透かしだったね」
「じゃぁ、…噂は嘘だったんですね!」
怒りの混じった声が消え、一瞬にして明るくなるのがわかる。
にしても・・・
…噂?
「いえ、ちがうんならいいんです。でわ、ありがとうございました。」
そう言って、軽く頭を下げ去っていった。
噂―・・・話からして、俺と三浦が付き合ってるってことになってるんだろう。前にアイツが転校してきた時にもそういう噂が流れていた気がするが、俺とアイツは
そういうのではない。ただの友達、フレンドさ。アイツは転校してきたのだから、当然、幼馴染なわけではない。他に接点はない、だた家が隣なのだけ。
まぁ傍から見れば仲はいい方なのだろう。
「おーい、帰るよー。」
その声で説明は打ち切られる。
・・・抵抗はあったが、さっさと用意を済ませてその声の方向に向かった。
帰り道。
「さっきの子」
「ん、見てたのか」
「うん、2年生の水架くんでしょ?」
「ん、あぁ たしかそんな名前だった」
「そんな名前だったって・・・で、水架くん何だって?」
「あぁ、ちょっと部活のコトでな」
「へー、あんたたち、同じ部活だったの?」
「ぇ、ぁあ、まぁな。」
「ふーん・・・。」
こいつは噂のコトを知っているのだろうか。
俺と帰るってことは、…知ってないよな。こういうのはさりげなく聞くのが一番だ。
「…それよりさ」
「んー?」
「・・・いや、なんでもない。」
自分はチキンだったと判明。
でも、普通聞き辛いよね、うん。
「?へんなのー。あ、そういえばさ」
「ん?」
「あたしたち、なんかあたしたち、付き合ってるって噂立ってるの知ってる?」
「え?」
俺がためらった言葉をサラリと言ってのけやがった。正直、ショック。
まぁショックだったのはそれだけでなく、動揺を隠し切れない自分とは裏腹に、まったく慌てた様子のない彼女を見て、なぜかショックを受けた。
「知らない?」
「・・・知らない。」
「そっかー。…ねぇねぇ。」
「…何だよ」
「…どうせだから、付き合っちゃう?」
「…はぁ!?じょうだんだろ?無い、なんでそうなる。これはドッキリか?何かのゲームか?それならやめてくれ。この手の遊びにはもううんざりだ・・・。」
「…バーカ、何本気で否定して一人で落ち込んでんのよ…。冗談じゃんかー。」
血の気が引いていく・・・。
…なんてヤツだ、まったく。とんでもない事いいやがる・・・。
まず、どうせだからってなんだ。人の思いを踏みにじりやがって。あー傷付くなー・・・。
…あれ、いや、俺とコイツはただの友達だ。なに動揺してるんだ?する必要はないだろ。相手がそこそこ可愛い女だから?ちがう。どうしちまったんだ、俺。
「・・・なんで黙るのさ。」
「・・・いや」
気まずい・・・。勘違いしてたから余計に。
…なんとか、この修羅場を乗り切らねば。このままだと今度は勘違いとされる…。
「…あのさ」
と、気付くとそこはもう家の前だった。
「…何?」
「いや、また明日、学校でな。」
「明日学校ないよ…?」
「あれ、そうだったか?」
「ぷっ、しっかりしなさいよー・・・。もぅ」
思わぬ自ボケで、すこしその場が和んだ気がした。
「…じゃぁ、また学校でな。」
「うん、また学校でね、」
道端で別れを告げ、隣に並ぶ家の中へと入っていった。
玄関の前で立ち、ため息をつく。
「今日は早く寝よう…。」
そう独り言を呟き、それから家での基本事を済ませ、適当な時間にベットの中へと入った。
あの言葉が彼女からの最初の告白だったなんて知るわけも無く、俺はベットの中で朝を迎えた。
たぶん続く―・・・
長いホームルームの時間が終わり、帰りの準備をしている中、一人の男が歩み寄ってくる。
どこかで見たことがあるが、同じ学年じゃない。ひとつ下の学年か。
「先輩、ちょっといいですか」
「ん、何か用?」
「先輩って、三浦先輩と付き合ってるんですか?」
「…は?」
「どうなんですか?先輩」
「…何?お前、俺に気ぃあるわけ…?」
「そんなわけないでしょう。」
「…あーはいはい、三浦のコト好きなわけか。」
「先に問いたのはこっちだ。答えてよ」
いきなり変わる口調に、もう学年の差はなくなっているみたい。
はぁ・・・折角、学校が終わったっていうのに・・・。
「…残念ながら、的外れの肩透かしだったね」
「じゃぁ、…噂は嘘だったんですね!」
怒りの混じった声が消え、一瞬にして明るくなるのがわかる。
にしても・・・
…噂?
「いえ、ちがうんならいいんです。でわ、ありがとうございました。」
そう言って、軽く頭を下げ去っていった。
噂―・・・話からして、俺と三浦が付き合ってるってことになってるんだろう。前にアイツが転校してきた時にもそういう噂が流れていた気がするが、俺とアイツは
そういうのではない。ただの友達、フレンドさ。アイツは転校してきたのだから、当然、幼馴染なわけではない。他に接点はない、だた家が隣なのだけ。
まぁ傍から見れば仲はいい方なのだろう。
「おーい、帰るよー。」
その声で説明は打ち切られる。
・・・抵抗はあったが、さっさと用意を済ませてその声の方向に向かった。
帰り道。
「さっきの子」
「ん、見てたのか」
「うん、2年生の水架くんでしょ?」
「ん、あぁ たしかそんな名前だった」
「そんな名前だったって・・・で、水架くん何だって?」
「あぁ、ちょっと部活のコトでな」
「へー、あんたたち、同じ部活だったの?」
「ぇ、ぁあ、まぁな。」
「ふーん・・・。」
こいつは噂のコトを知っているのだろうか。
俺と帰るってことは、…知ってないよな。こういうのはさりげなく聞くのが一番だ。
「…それよりさ」
「んー?」
「・・・いや、なんでもない。」
自分はチキンだったと判明。
でも、普通聞き辛いよね、うん。
「?へんなのー。あ、そういえばさ」
「ん?」
「あたしたち、なんかあたしたち、付き合ってるって噂立ってるの知ってる?」
「え?」
俺がためらった言葉をサラリと言ってのけやがった。正直、ショック。
まぁショックだったのはそれだけでなく、動揺を隠し切れない自分とは裏腹に、まったく慌てた様子のない彼女を見て、なぜかショックを受けた。
「知らない?」
「・・・知らない。」
「そっかー。…ねぇねぇ。」
「…何だよ」
「…どうせだから、付き合っちゃう?」
「…はぁ!?じょうだんだろ?無い、なんでそうなる。これはドッキリか?何かのゲームか?それならやめてくれ。この手の遊びにはもううんざりだ・・・。」
「…バーカ、何本気で否定して一人で落ち込んでんのよ…。冗談じゃんかー。」
血の気が引いていく・・・。
…なんてヤツだ、まったく。とんでもない事いいやがる・・・。
まず、どうせだからってなんだ。人の思いを踏みにじりやがって。あー傷付くなー・・・。
…あれ、いや、俺とコイツはただの友達だ。なに動揺してるんだ?する必要はないだろ。相手がそこそこ可愛い女だから?ちがう。どうしちまったんだ、俺。
「・・・なんで黙るのさ。」
「・・・いや」
気まずい・・・。勘違いしてたから余計に。
…なんとか、この修羅場を乗り切らねば。このままだと今度は勘違いとされる…。
「…あのさ」
と、気付くとそこはもう家の前だった。
「…何?」
「いや、また明日、学校でな。」
「明日学校ないよ…?」
「あれ、そうだったか?」
「ぷっ、しっかりしなさいよー・・・。もぅ」
思わぬ自ボケで、すこしその場が和んだ気がした。
「…じゃぁ、また学校でな。」
「うん、また学校でね、」
道端で別れを告げ、隣に並ぶ家の中へと入っていった。
玄関の前で立ち、ため息をつく。
「今日は早く寝よう…。」
そう独り言を呟き、それから家での基本事を済ませ、適当な時間にベットの中へと入った。
あの言葉が彼女からの最初の告白だったなんて知るわけも無く、俺はベットの中で朝を迎えた。
たぶん続く―・・・
スポンサーサイト
最近、更新してないのは、小説を書いてるからなのです。
今、がんばっているのです。
今度、載せときます。
ちょっといろいろ悩んでます。
またね!!
特に何も書いてませんが、ランクリ、ランクリ。FC2 Blog Ranking
今、がんばっているのです。
今度、載せときます。
ちょっといろいろ悩んでます。
またね!!
特に何も書いてませんが、ランクリ、ランクリ。FC2 Blog Ranking
最近巷では自殺が流行っているようですが、うちの学校には俺も便乗しよう!っていう人がいないのに寂しさを感じるような、安堵するようなそんな季節(?)がやって参りました。
誰かが引き金になれば、連鎖反応でるぱん○○とかがトントン拍子で被爆してくと思うんですがねー。
あ、いや、死んでほしいとかそんなコト言ってるわけじゃないので安心してるは○んさん^^
誰かが引き金になれば、連鎖反応でるぱん○○とかがトントン拍子で被爆してくと思うんですがねー。
あ、いや、死んでほしいとかそんなコト言ってるわけじゃないので安心してるは○んさん^^
見せる凸凹 隠せる凹凸
ジオラマ世界が半回転
先に延びるは果てない光
モノクロ線路の影と陰
嘲る蝶が舞い踊る
今だけ忘れて Shall we dance?
ジオラマ世界が半回転
先に延びるは果てない光
モノクロ線路の影と陰
嘲る蝶が舞い踊る
今だけ忘れて Shall we dance?
ここは白昼夢の遊園地
キミと僕との二人だけ
くるくる回るコーヒーカップ
表は花束 裏にはピストル
笑顔と涙の反比例
握った思いと拳銃と
そのリボルバーに何を込める?
アクセルだけのこの心に
ブレーキがかかるトキ
それは
真紅と藍との危険なハンドル
片思いは恋のシグナルレッド
この気持ちは止められない―。
ブレーキがかかるトキ
それは
真紅と藍との危険なハンドル
片思いは恋のシグナルレッド
この気持ちは止められない―。
今日は「DEATH NOTE」見に行ってきました。
ネタばらししたいキモチを抑えつつ感想。
結構面白かったですよ。でもちょっとつめすぎだなー思いました。
そりゃ2時間ちょっとですから、しょうがないと思いますが・・・。
あの人があんなカタチででて、あーでこーでと、あれはどうかと思いましたがね。
まぁ結局最後に名前を書かれたのは・・・でしたけどね。
予想はついてました、が、ね。
まぁこんな感想聞いてもわかんないでしょう、全然。
なので、
1000円あったら映画館行こう!
でわ、映画館で。
ランクリ、ランクリ。FC2 Blog Ranking
殺し疲れた殺人鬼と
死にたいと望む聖少女
片席のみのランブルシートに
あわよくばなんて―
繋ぎ目の無い意図が絡んだ
泡沫のエンカウンター
死にたいと望む聖少女
片席のみのランブルシートに
あわよくばなんて―
繋ぎ目の無い意図が絡んだ
泡沫のエンカウンター
昼と夜とで突然変異
世紀末のドッペルゲンガー
予測に反したフォールスに
自ら付けた選択肢
変わって 替わって 代わって―
全てが全てオルタナティブ
本当の僕はどこ―?
世紀末のドッペルゲンガー
予測に反したフォールスに
自ら付けた選択肢
変わって 替わって 代わって―
全てが全てオルタナティブ
本当の僕はどこ―?
もう秋も終わりですねー。
そんなこんなでテンプレート変えてみたりしました!
ちょ、似合わないとか言わない。
ま、まぁ 冬ですよね これ。
似合う似合わないで変えたら冬に失礼ですもんね!
これで、適当にモチベーションあげてきましょう。
***************
さてさて、今日はいつもに増して寒い一日でしたねー。
体を動かそうにも足の怪我で十二分には動けないし、これでは青少年のたまりに溜まる行き場の無いストレスを何処に発散すればいいのやら・・・。
まぁ帰り友達Aの傘をパクって逃亡したりと、その行き場のないストレスを少しずつぶつけたりしましたけども・・・。
おさまったつもりはありません。自分狙われるんじゃないかと思う方、明日期待しててください^^
それでは。
でも、ランクリ頼みます。FC2 Blog Ranking
急がし急がし・・・〆(・・;
ん。
「あ、ちょ、聞いてよ!」
「どうしたんだい。コピーした資料をシュレッダーにでもかけたのかい?」
「ちがうわよ、そんなわけないじゃない!」
「ははっジョークさ、It'sアメリカンジョークさ!で、どうしたんだい?」
「あたしったら明日学校でテストなのよ!?」
「ふーん、それがどうしたんだい?」
「それがって、テストなのよ!テスト!!」
「日曜日だってテストだったじゃないか」
「そ、それはそうだけど・・・。」
「そんな死にそうな顔をしないでくれハニー。」
「別にそんな顔したつもりはないわ。」
「OK、何も言わなくていい。今日はいいものがあるんだ!クジラも0,02gでイチコロのカコ○ールZ!今のキミにピッタリだ!」
「まって、ジョーン私は別に、」
「これはキミの好きに使っていいんだよ。友達でも先生でも存分に使ってやってくれ。」
「ちょ、話聞いてる?」
「そ・・・・
やべぇ、だりぃ・・・。
なんか書いてつまんなくなりました。もう人生の半分生きた感じです・・・。
まぁ、とにかくテストなんです。がんばります。
ランクリ頼みます。FC2 Blog Ranking
ん。
「あ、ちょ、聞いてよ!」
「どうしたんだい。コピーした資料をシュレッダーにでもかけたのかい?」
「ちがうわよ、そんなわけないじゃない!」
「ははっジョークさ、It'sアメリカンジョークさ!で、どうしたんだい?」
「あたしったら明日学校でテストなのよ!?」
「ふーん、それがどうしたんだい?」
「それがって、テストなのよ!テスト!!」
「日曜日だってテストだったじゃないか」
「そ、それはそうだけど・・・。」
「そんな死にそうな顔をしないでくれハニー。」
「別にそんな顔したつもりはないわ。」
「OK、何も言わなくていい。今日はいいものがあるんだ!クジラも0,02gでイチコロのカコ○ールZ!今のキミにピッタリだ!」
「まって、ジョーン私は別に、」
「これはキミの好きに使っていいんだよ。友達でも先生でも存分に使ってやってくれ。」
「ちょ、話聞いてる?」
「そ・・・・
やべぇ、だりぃ・・・。
なんか書いてつまんなくなりました。もう人生の半分生きた感じです・・・。
まぁ、とにかくテストなんです。がんばります。
ランクリ頼みます。FC2 Blog Ranking
えー・・・皆様、全党○試お疲れ様でございます。
やっとこうして日記が書けるわけです・・・。
・・・やっぱ、本格的に始めるのは明日からにします。
やっぱこういうのは引き締めてからじゃないとね!気分乗らないし!
でも、ランクリ頼みます。FC2 Blog Ranking
やっとこうして日記が書けるわけです・・・。
・・・やっぱ、本格的に始めるのは明日からにします。
やっぱこういうのは引き締めてからじゃないとね!気分乗らないし!
でも、ランクリ頼みます。FC2 Blog Ranking
□ TOP □